２０１２年１１月３日（土）

今回も後攻のソネッツ。
初回、先発の飯塚が上位３人を三者連続三振に抑える素晴らしいピッチングを見せる。

その裏のソネッツも前回完封されたブラックバイキングス佐藤投手に三者凡退。

早くも投手戦の様相を呈してきた試合は２回表。
飯塚が先頭打者をフォアボールで歩かせると、二盗を決められ、さらに進塁打で１死３塁のピンチを迎える。
ここで６番打者に痛烈なピッチャー返しを受けるも、これを飯塚が素早い反応でつかんでアウト。
ファインプレーで大ピンチを乗り切ると、続く打者も三振に抑えてこの回も０に抑える。

ソネッツは２回に内田がセンター前ヒット、３回には０死から鈴木がレフト前ヒットを放つも、いずれも得点に結びつかず無得点。

４回表、２死からブラックバイキングス４番打者に右中間フェンス直撃の当たりを打たれるも、このクッションボールをセンター谷口が素早く処理し、すぐさま二塁へ送球してシングルヒットに留める。
５番打者はきっちりゴロに打ち取り、セカンド内田がトスで一塁に送り３アウト。

その裏は飯塚、谷口、高尾のクリーンアップが三者凡退に倒れ、４回を終わり０対０。

そして直後の５回表、ついに試合が動きを見せる。
先頭打者のセカンドゴロを、バウンドを合わせ損なった内田がトンネルし出塁を許す。
すぐさま二盗を決められると、１死から８番打者にレフト線に流し打たれ、これがタイムリーツーベースとなってしまう。
１試合目から１１イニング連続で無失点に抑えていた飯塚だったが、ここでついに相手に得点を許す。

反撃の糸口がつかめないソネッツは６回まで１２人連続で抑えられ、０対１のまま迎えた最終回の攻撃。

先頭飯塚がショートへのゴロに全力疾走し、気迫のヘッドスライディングで内野安打とする。
同点のランナーを進めたいソネッツだが、４番谷口はセカンドゴロで二塁フォースアウト。
直後に谷口が二盗を仕掛けるも、これに失敗し２アウトランナーなし。
最後の打者高尾も、この日チームで５つ目となるピッチャーゴロに倒れて試合終了。

飯塚は１試合目と合わせて強力ブラックバイキングス打線を１４回１失点に抑える好投を見せたが、打線が１４回で１点も取ることができず、ＳＣＬＴは準決勝で敗退。
直接的には失策が失点につながったものの、それ以前に得点力のなさ、そして相手ランナーに簡単に盗塁を許すなど、多くの課題が見つかる試合となった。

７回１失点の好投＆執念の内野安打